こんばんにちは!
今回はセアカフタマタクワガタの飼育方法について書いていきます!
基本情報
学名・和名
パリーフタマタクワガタ(Hexarthrius parryi)
別名:セアカフタマタクワガタ
特徴
最大の特徴はなんと言っても羽がオレンジ〜赤色をしていることで、別名のセアカはここから来ています。また、頭部に二つのコブがあるのも特徴的です。
オオアゴの先が二股に分かれており頭部から下に向かって湾曲しています。
2022年現在では4種の地域亜種がおり、地域によって羽の明るさが違ったり、
赤みが強かったり、アゴの形状が違います。
メスがマンディブラリスと似ており、専門家でも見分けるのは至難の業のようで、
ペアで購入しても違う場合もあります。
さらに、生息地でも生息域が被っているため混雑することもあり、
採取品を購入して産卵したとしても混雑種であるキルヒナーフタマタクワガタが産まれてくる場合もあります。
産地
産地は以下の通りです。
- インド北部
- ミャンマー南東部
- タイ北部
- マレー半島
- スマトラ
- ボルネオ
この中から4種の亜種に分類されています。
- Hexarthrius parryi parryi
多分パリーパリーになると思います、、、インド北部に生息している個体を指します。
見たことがないので誰か知っている方がいましたら写真など頂けたらと思います。 - Hexarthrius parryi deyrollei
ディロレイ(デイロール)と呼ばれており、タイ北部からミャンマーの個体を指します。
スマトラ産の物と比べて少し艶消しの感じでマット調な体色をしているイメージです。 - Hexarthrius parryi elongatus
エロンガトゥスと呼ばれている種で、ボルネオ島の個体のことで、
羽の色合いが他の種と比べて明るく、足全体が赤みを帯びているのが特徴です。 - Hexarthrius parryi paradoxus
マレー・スマトラ産パリーとして売られています。
よく売られているセアカフタマタクワガタです。ショップで見かける大半はこの種になります。
飼育温度
23〜28度
産卵させる場合は25〜28度ほどで管理するといいです。
サイズ
♂:38.6〜97mm
♀:40~51.6mm
成熟期間
羽化から5〜8ヶ月ほど
後食開始後3ヶ月は最低でも様子を見ましょう!
寿命
6〜10ヶ月ほど
金額
産地やサイズにもよりますがペアで¥1980〜¥70,000-で購入できます。
ブリードについて
ブリードは比較的簡単にすることができます。
注意すべき点は個体の性格の違いにもよりますがペアリング期間中に
♀殺しが起こる可能性がある点です。
そのためしっかりオスのアゴを縛るようにしましょう!
ペアリングは成熟した個体を1週間ほど同居させたら、ペアリングはしていると思います。
産卵セット
産卵セットは転がし式の産卵セットで行います。
産卵セットについてはこちら
産卵セットに♀のみを投入して1ヶ月半ほど様子を見ます。
セアカ(パリー)フタマタクワガタの産卵方法は産卵木の表面を削って産卵するため
パッと見の見た目に変化はありません。
よーくみると上のように少しだけ繊維が整ってないところがあると
産卵してくれている確率が高くなります。
この産卵痕があれば割り出しを行い、なければ再度ペアリングをします。
多産な種ではないですが、一本の産卵セットで大体10頭ほど取れれば上出来です!
幼虫の飼育方法
幼虫の飼育はマットでも菌糸でもどちらでも飼育できます。
マットであれば完熟マットを使い、菌糸であればヒラタケやオオヒラタケを使用します。
月野夜さんの完熟マットとEシリーズがおすすめです。
幼虫の期間
8〜12ヶ月ほどで羽化します。
23〜25度ほどでじっくり飼育しましょう!
まとめ
今回はセアカ(パリー)フタマタクワガタの飼育方法についてでした。
セアカフタマタクワガタはギターのサンバーストのカラーでシックでかっこいいクワガタの一つです。
一般流通しているスマトラ産などは高くても¥3000ほどで手に入れることができるので是非一度手に入れてみてほしいクワガタの一つです!
フタマタクワガタ種のブリード入門とも言えるのでフタマタクワガタを
ブリードしたい方にもおすすめです!
では今回はこの辺で(^^)/~~
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