世界最大のクワガタといえばギラファノコギリクワガタですが、オオクワガタで世界最大と言われているグランディスオオクワガタの飼育方法や基本的な情報についてお伝えします。
グランディスオオクワガタの基本情報
学名・和名
グランディスオオクワガタ(Dorcus grandis)
グランディスオオクワガタの特徴
世界最大のオオクワガタと言われているグランディスオオクワガタです。
ただ、最近ではアンタエウスが追いつこうとしています。
オオクワガタの中では少し気性が荒いと言われているため、ペアリング時には注意が必要です。
国産オオクワガタやホペイと遺伝子が近いため、混血捨可能性があるため、飼育環境でも注意が必要ですし、絶対脱走や放虫しないようにしましょう。
グランディスオオクワガタの産地
ラオス、ベトナム北部、ミャンマー、インド北東部、中国南部(雲南省、海南省)、台湾
グランディスオオクワガタの飼育温度
20℃〜25℃
産卵セットを組む場合には23℃以上が理想になります。
産地によっては夜の気温が10℃ほどになることもあるので、10℃を下回らなければ室内の常温飼育でもできなくはないですよ。
グランディスオオクワガタのサイズ
♂35.0~95.0mm
♀32.0~52.0mm
産地によっての違いがあります。
最大種はインドに生息しているグランディスオオクワガタです。
グランディスオオクワガタの成熟期間
一年以上必要です。
グランディスオオクワガタの寿命
平均2年〜3年程度
私が昔買っていたラオスグランディスが4年ほど生きてくれました。
グランンディスオオクワガタの金額
ペアで¥5,000~¥55,000程度
サイズや血統により価格が変動します。
グランディスオオクワガタのブリードについて
グランディスオオクワガタは中々産んでくれないやブリードが難しいとよく言われています。
よく言われていることが単純に成熟期間が短いと言われることが多いです。
オオクワガタ系のクワガタは寿命が長い分成熟までに半年から1年ほど必要といわれています。
その中でもグランディスオオクワガタの成熟期間は長く1年以上は成熟期間が必要といわれています。
そのため、成熟期間が足りずにペアリングを行うことで卵を産まなかったり、産んでくれても孵化しない卵の可能性が多くなります。
他にも難しいといわれる要因が2つあり、
- 気温に敏感
- 産卵シーズンが決まっている
といったポイントがあります。
国産オオクワガタにも言えることですが、体内時計がしっかりしているのか産む時期が決まっているか5〜7月がよく産卵するシーズンになっています。
また、気温に敏感で寒い時を体験することで、産卵のスイッチが入り翌年に産卵してくれやすくなるみたいです。
グランディスオオクワガタの産卵セット
グランディスオオクワガタの産卵セットは、材の埋め込み式になります。
材の種類は椎茸のホダ木でも産みますが、カワラ植菌材だと中々産まない子でも産んでくれますよ。
グランンディスオオクワガタの幼虫の飼育方法
幼虫の飼育方法は菌糸ボトルでの飼育が一般的で、大きく育てることができます。
グランディスオオクワガタの幼虫期間
幼虫の期間は菌糸飼育で8〜12ヶ月となっています。
マットで飼育する場合には少し長くかかってしまう場合もあります。
グランディスオオクワガタの飼育まとめ
グランディスオオクワガタの飼育はそこまで難しいものでもありません。
- 気温に気をつける
- 成熟期間を長く取る
- 産卵シーズンを意識する
- ペアリング時に注意をする
上の4つのポイントを意識するれば、累代も簡単にできるのでぜひ飼育してみてくださいね🎵
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