ヨーロッパミヤマを小型化させたような、エラフスミヤマの特徴や飼育方法についてご紹介します。
基本情報
学名・和名
エラフスミヤマ(Lucanus elaphus)
エラフスミヤマの特徴
形はヨーロッパミヤマの幅広の頭部や、顎の形状とよく似ています。
大きさはヨーロッパミヤマや国産ミヤマと比べても小さくなります。
それでもアメリカに生息しているミヤマクワガタの中でも最大種になります。
エラフスミヤマの産地
北アメリカ大陸のオンタリオ湖周辺部が多く、ミズーリ・ペンシルベニア・ミネソタ・バージニア・ノースカロライナ・ケンタッキーの各州付近の森林に生息しています。
販売されている個体はミズーリ州セントルイスの個体がよく販売させています。
エラフスミヤマの飼育温度
18~25℃ほど
他のミヤマクワガタと違い20℃ほどでもブリードと飼育が可能です。
エラフスミヤマのサイズ
♂43〜67.2mm
♀Free〜38.3mm
ビークワのギネスにメスが載っていたので最大サイズは分かりましたが、最小サイズは不明でした。
飼育している人がいましたら、教えてください。
エラフスミヤマ成熟期間
活発に活動して後食が始まれば成熟しています。
エラフスミヤマの寿命
成虫になって1〜2ヶ月ほど
エラフスミヤマの金額
ペア¥5,000〜¥20,000ほど
ヤフオクや個人のショップで購入するともう少し価格を抑えることもできますよ。
エラフスミヤマのブリードについて
ミヤマクワガタ種としては比較的ブリードがしやすい種類と言われています。
温度も20℃ほどで産卵してくれます。
エラフスミヤマの産卵セット
マット産卵で、国産のミヤマクワガタを同じマット産卵してくれます。
産卵セットの種類について知りたい方はこちらを読んでみてください。
微粒子発酵マットと黒土マットを混ぜて使うことが、ミヤマクワガタの基本の産卵セットになります。
おすすめはRTNさんのNマットかダイナステスマスターズさんのLucanusマットと黒土マットを混ぜて使用することです。
産卵セットに使用するケースはクリアスライダーラージ以上のサイズのものをお勧めします。
注意点としてはガス抜きが必要だったり、黒土を使用する場合は園芸用のものでなくカブクワ用のものを使用するようにしましょう。
エラフスミヤマの幼虫の飼育方法
エラフスミヤマの幼虫はマットでの飼育が基本です。
ミヤマクワガタ全般に言えますが、菌糸で飼育してもサイズがマット飼育と比べてもサイズ感もかわらずメリットもないためマットでの飼育になります。
エラフスミヤマの幼虫期間
ミヤマクワガタ全般に羽化まで2年かかることが多い種類ですが、エラフスミヤマは1年程度で羽化してくれる珍しいミヤマクワガタです。
エラフスミヤマクワガタのまとめ
ヨーロッパミヤマのかっこよさを持ち合わせていて、ミヤマの中でもサイクルが早く温度もそこまでシビアに管理しなくても産卵してくれる種類なので、ミヤマ初心者にお勧めの種類ですよ!
私も2023年7月から幼虫を購入してブリード始めましたので、ミヤマの飼育を躊躇している方はぜひ一緒に挑戦しましょう!
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