こんばんにちは!!
今回はクワガタの幼虫飼育に使われる菌糸について詳しく書いていきます。
菌糸とは・・・
そもそもクワカブ業界における菌糸とは、広葉樹を粉砕した物にキノコの菌を繁殖させたものになります。
なぜキノコ菌を繁殖させたものを使用するかというと、
クワガタの幼虫が分解できないものをキノコの菌が繁殖することによってその成分が分解されて幼虫が食べて吸収性の良い栄養にするために菌糸を使います。
また成虫のサイズを大きくするためには、幼虫の時にどれだけ太らせるかで変わってくるので、菌糸に添加物(トレハロース・タンパク質etc…)を入れて栄養価を高くしているものもあります。
添加物について知りたい方はこちら
クワガタ・カブトムシを大きくするために必要な添加物7選
ボトルとブロックについて
菌糸ブロックについて
まず菌糸ブロックはボトル(瓶)に詰められる前のもので
サイズが大体3500前後で販売されています。
ボトルに比べて詰める手間がありますが安価です。
使用方法
ブロックを崩してボトル(瓶)に詰めて幼虫の飼育に使われたり、
ブロックのまま飼育ケースに置き産卵セットに使用します。
私みたいなズボラな人はボトルに詰めずにそのまま幼虫を飼育します・・・
菌糸ボトル(瓶)について
菌糸ボトルとは、菌糸ブロックを崩してボトルに固く詰めたものになります。
よく使用されるサイズは800で、大体幼虫を投入されるの一本目のサイズとして使用されます。
ボトルのサイズは500㏄~3000㏄と幅広いサイズがあり、成虫のサイズに合わせたものを使用します。
成虫のサイズでボトルのサイズをなぜ変えないといけないか詳しく知りたい方はこちらに書いてある、
サイズの問題が理由になります。
ボトル以外にも、一時保管用や初令幼虫だとプリンカップが使用されることもあります。
使用方法
使用方法は主に幼虫の飼育に使われます。
1400㏄とか1600、2000とものかのある程度大きいサイズのものだと
産卵セットにも使われたりします。
菌糸の種類について
菌糸にはいくつかの種類があり特徴などを説明していきます。
ヒラタケ菌糸
一般的な菌糸でオオクワガタ類やヒラタクワガタ類によく使用されます
産卵から幼虫飼育に使用できます。
商品:G-pot、SRD
オオヒラタケ菌糸
ヒラタケと同様に使われることが多い菌糸でヒラタケより大型になったりする
ヒラタケと同様にオオクワガタ、ヒラタクワガタ類によく使用される。
産卵もしてくれるがほかの菌糸の方がよく産んでくれます。
ただ、幼虫飼育には汎用性はあります。
商品:大夢B、YSO
カワラ菌糸
タランドゥスオオツヤクワガタやレギウスオオツヤクワガタなどやオウゴンオニクワガタなどの一部のクワガタによく使用されます。
産卵には最適でほとんどの種に産卵セットには使用できます。
また、古いカワラ材でミヤマ類のクワガタにも使用します。
商品:大夢K、
レイシ材
材に主に使われて入てタランドゥス、レギウス、オウゴンオニクワガタに適した菌糸になります。
一般的には産卵材に使われることが多く、タランドゥス、レギウスにはカワラ材より安定して産卵してくれます。
商品:西にほんこんちゅう社
ニクウスバ材
産卵材に使用される菌糸で、オオクワガタ系の産卵に非常に適していて、
産卵数が上がります。
メリット・デメリット
菌糸飼育のメリット・デメリットについて書いていきます。
メリットについて
①飼育が簡単になった
②マット飼育に比べて羽化する期間が短くなった
③成虫のサイズが大きくなりやすくなった。
デメリットについて
①マット飼育に比べてコストがかかる
②劣化するので3ヶ月以上の保管が出来ない。
③初令幼虫を投入すると死亡率が高い
飼育におすすめの種類
次はクワガタの種類別にどの菌糸が飼育に適しているのかを書いていきます。
- オオクワガタ系 →ヒラタケ、オオヒラタケ
- ヒラタクワガタ系 →ヒラタケ、オオヒラタケ
- ノコギリクワガタ系 →ヒラタケ、オオヒラタケ、カワラ菌糸
- オウゴンオニクワガタ系→カワラ菌糸
(タランドゥス系)
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 主にオオクワガタに使用されてる。
- 菌糸の購入方法はブロックとボトルがありブロックで買う方がコストは↓
- ボトルにもサイズがあり、幼虫のサイズ、成虫のサイズによって
使用するサイズを変える - 産卵に適しているもの、幼虫に適しているものがある。
- 菌糸にも種類があり、クワガタの種類によって変える。
では、今回はこの辺で(@^^)/~~~
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