クワガタ・カブトムシの飼育について

サムネイル飼育方法

ここでは、初心者向けにどのクワガタ・カブトムシにも
共通している飼育のポイントについて説明しています。

初めに

ここではクワガタやカブトムシの飼育を始めようとしている方や
飼い始めて間もない人向けに書いています。

自分で飼育したい種類が決まっている方や飼育している種類のことを知りたいと思う人はこちらから調べてみて下さい。

ステップ1 道具の準備

まず初めに最低限必要な飼育用品を購入しないといけません。
幾つかあるのでここで紹介していきます。

飼育ケース

まずは生体を入れるケースがないと始まりません。
飼育ケースにはサイズ(S・M・L・etc…)や色々種類がありますので紹介していきます。

最初の飼育ケースは
一般的でよくホームセンターなどで見かける、
蓋が網になっているものです。
通気性は良いが、コバエが侵入して増えやすいです。

次に上蓋がガッチリロックができて、生体が脱走しにくく、コバエ防止ができ、
通気性の良いクリーンケースや、

通気穴のところにタイベスト紙を取り付けてコバエの侵入を防ぎ、
湿度を保てるコバエシャッター

コバエの侵入を防ぎ、この中では密閉率が高く湿度を保てるクリアスライダー

が一般的によく使用されている飼育ケースです。
ちなみにたく猫が今使っているのは通常の管理に
クリアスライダーを使っていて、産卵セットを組むときにはコバエシャッターを使っています。

※1 中もしくMサイズを基準にした金額です。
※2 中もしくはMサイズを基準にした容量です。

またケースの選び方のポイントとして、最も重要なのはサイズだと私は思っています。
小型種のクワガタ・カブトムシにLサイズのケースを使うと広すぎてゼリーに辿り着けず星になってしまったり
逆に大型種のクワガタ・カブトムシにSサイズのケースを使うと狭すぎてストレスが溜まり、
これもすぐに星になってしまったりするので種類に合ったサイズの
ケースを選んで飼育をしてください。

色々な飼育ケースを購入しても良いのですが、
種類を統一した方が後々重ねられたり、
蓋やケースの使い回しができるので
使うケースは一種類に統一するか、Sサイズはクリアスライダー、
Mサイズはコバエシャッターなどとサイズ別に統一すると
整理もしやすいのでオススメします。

マット

次に土でございます。
土のことを昆虫業界ではマットと呼びます。
なぜかわ分かりませんが・・・
マットにも種類がありますので紹介していきます。
まずはよく成虫の管理に使われつマットで、針葉樹マットです。
針葉樹マットは、防虫効果があるためダニやコバエの発生を抑制することができます。
ダニはクワガタ・カブトムシの体液を吸って弱らせることがあるので、発生を防ぎたいため、成虫は基本的に針葉樹マットで管理することお勧めします。
その防虫効果で新成虫や弱った個体だと死んでしまうことがあります。

次が幼虫の飼育によく使用される広葉樹のおがを使った発酵マットです。
発酵マットには段階があったり、クワガタ・カブトムシの種類によって
使用する発酵度合いが変わるのでマットについては奥が深いのでまた別の記事で紹介します。
産卵セット〜成虫の管理にも使える万能なマットです。
欠点として防虫効果が無いため、コバエやダニが繁殖したり、
掃除を怠るとすぐに線虫が湧いたりして衛生的ではなくなります。

大きく分けるとこの広葉樹マットと針葉樹マットの二つになります。
成虫の管理にはダニ・コバエが発生しにくいため針葉樹のものをおすすめです。

私がおすすめするのは針葉樹マットではなくペレットと呼ばれているマットでウサギや小動物のトイレとしてよく利用されているものを使うことがおすすめです。
マットと比べて、管理が小スペースでよくコスパもいいので・・・
マットの種類についてはこちらで詳しく解説しています。

観察のために買ったのか、ブリード始めるために飼育を始めたのか、
自分に合った用途に合わせてマットを購入するといいです。

餌について

クワガタ・カブトムシの餌は基本的にゼリーを与えます
選ぶ基準としてはサイズになります。
一般的なサイズは16gです。
16gをそのままやるか、ゼリーカッターで半分に切ってあげたりします。
大きいサイズの種類だと角やアゴが邪魔になり食べにくいので広口になっているゼリーをやるので飼育したい種類によってサイズを変更します。

止まり木

最後は止まり木です。
止まり木とは横転防止のためや横転したときに起き上がれるようにしておく足場です。
横転してそのまま倒れていると、起きあがろうと暴れ、起き上がれるまで暴れるため
そのまま起き上がれずいると体力がなくなってそのまま死んでしまうので、倒れたら起き上がれるようにするための材でございます。
幾つかあるのですがここでは3つ紹介します。
まずはバークチップ
今私が使っているもので、園芸もしているためどちらにでも使用できるので使っています。
メリットで言えば、バークチップは針葉樹の樹皮のことなので防虫作用がありダニを寄せ付けません。
デメリットは、Lサイズのバークチップを購入してもサイズがまちまちで使用できるものが袋によっては少なかったりします。

2つ目は樹皮です。
クワガタの産卵セットを作った後にできるのでコスパが良いです。
デメリットとして、コナラやクヌギの広葉樹の樹皮なので、
防虫効果などは期待できずむしろダニがついてくる可能性すらあります。
下のリンク先はコルクです

最後は枝です。
昆虫用や小鳥用などとして売っています。
必要な本数や欲しい形などを探すことができます。

他にも色々ありますが、成虫が起き上がることができればいいので
最悪ティッシュでも問題ありませんw

上で紹介しているもの以外にも必要な道具も紹介しています。
気になる方は下のリンクより見てみて下さい。

クワカブ飼育で必要な道具+あると便利な道具
ダイソーでも揃う?クワカブ飼育道具の紹介!!

ステップ2 生体を選ぶ!

次は生体を選びます。
(ちなみにステップ1とステップ2は正直どちらからでも構いません。)

ここで一番大事なのは自分が何を飼育したいかという気持ちです!
コクワガタが飼育したいと思う人はコクワガタ、ヘラクレスが飼育したい!と思うならヘラクレスを飼育するのが一番大切なことです。

それでも飼育したい種がいるけど初めての飼育だし、高額なものはちょっと・・・と思う方もいると
思いますので、私が初心者にオススメする種類3選を紹介します!

オオクワガタ

1種目は日本を代表するクワガタでオオクワガタです。

国産種なので温度管理の必要もなく、寿命も長く
飼育方法も確立しているので初心者にもオススメです。
金額も¥3000~販売してたりしますし、
3大産地の阿古谷、久留米、能勢の個体や
アンバランス血統などのギネス血統だと¥10000を越えたりと奥が深い種類です。

オオクワガタの飼育方法はこちら

ニジイロクワガタ

次に紹介するのがニジイロクワガタです。

ニジイロクワガタはオーストラリアに生息しているクワガタの一種で基本の体色が名前の通り
緑に青や赤になっていて光の当たり方によって見え方が変わります。
温暖な地域だと室温の常温で飼育が可能ですが、加温したりと温度管理が必要になりますが、
飼育方法が確立しているのでオススメです!
また現在は紫や青色になっている個体や、ピカール血統と言われているものが高額で販売されていますが、普通のニジイロだと¥3000ほどで購入できます。

ニジイロクワガタの飼育方法についてはこちら

アトラスオオカブト

最後はアトラスオオカブトでございます!

3本のツノが特徴的で、温度管理が必須だが私が飼育した感じ簡単にブリードできました。
ただツノが短くなったり曲がったりするので、大きなつのを曲げずに真っ直ぐ羽化させるのは、
難易度は高いです。
詳しいアトラスの育て方はこちら

これらの3種類はクワカブ飼育に慣れるためにもオススメです。
飼育環境によって飼育しやすい種とかは変わってくるので一概には言えませんが、、、

個人的には国産のオオクワガタを一度ブリードしてみてそれから外国産のドルクス系を飼育してみるのがおすすめです。

ステップ3 環境づくり

自分が飼育したいクワガタ・カブトムシが決まり、
道具を購入したら次は環境づくりです。

まず飼育ケースを水洗いします。

洗った飼育ケースを軽く拭き、マットを敷きます。
マットを敷いたら霧吹きで軽く湿らせます。

ゼリーと止まり木を置いたら準備完了です。
あとは自分の飼育したい生体を入れるだけです!!

注意点として、ペアで購入している場合は種類によって
オスがメスを殺してしまったり、メスがオスのフセツや触覚を切ってしまったりするので
別々の飼育ケースで飼育することをオススメします。

ペアリングさせて、産卵させてみたいという人はまた別の記事で詳しく書いています。
クワガタのブリード方法
カブトムシのブリード方法

ステップ4 日々の管理

あとは日々の管理なのですが、これと言って面倒な事はありません。
2〜3日に一回ゼリーをやったり、
飼育ケースやマットが汚れてきたら掃除して交換したりするだけです。

まとめ

初心者向けにクワガタ・カブトムシの飼育方法についてまとめてみました。
他にも気になることがあれば、気軽に聞いてもらえたらと思いますので
SNSのフォロー等よろしくお願いします!!
他の種類を産卵や幼虫の飼育をしてみたいという方はこちらを覗いてみてください。

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