こんばんにちは!
たく猫でございます。
今回はアルキデスヒラタクワガタについて書いていきます。
基本情報
スマトラ島の固有種で、標高の高い山に生息していて、
同じ島に生息するスマトラオオヒラタと生息域が若干かぶっています。
学名・和名
アルキデスヒラタクワガタ(Dorcus alcides)
あと学名を調べているときに分かったのですが、国産ヒラタやパラワンオオヒラタクワガタなどのヒラタ種の学名にはDorcus Titanus
とついているのですが、アルキデスの学名はDorcus alcidesとなってましたので、
学術的にはヒラタクワガタとは別種になるようです。
特徴
パッと目を引くのが胸板の分厚さ!
ヒラタ種の中でも1位、2位を争うぐらいのゴツさになります。
次に特徴的なのが顎の形状です。
サイズによって、長歯、中歯、短歯など顎の形が全く違い、
短歯と中歯だと内歯が発達していて、長歯だと内歯が
他に比べ発達していないのが特徴的で別種ぐらいにみえるぐらいです。
(↑短歯)
(出典:オオカブトの部屋 リンク)
また、ノコギリクワガタ等だと体のサイズによって顎の形が変わるのが一般的ですが、アルキデスは体のサイズが同じでも顎の形が変わります。
産地
インドネシア・スマトラ島
飼育温度
20~25度
他のヒラタ種と同じ気温でも問題ないが、暑さには同じ産地のスマトラオオヒラタ
に比べ弱いので低温が良いです。
サイズ
♂:33~100mmほど
♀:32~45mmほど
成熟期間
3〜6ヶ月ほど
寿命
1年〜2年ほど
金額
¥1,800~¥59,800
特殊な個体は高くなります。(極太やサイズなど)
ブリードについて
ヒラタ種なので気性が荒く同居ペアリングには注意が必要と言われているが、
私が今まで飼育した個体は温厚でしっかりとメイトガードをしていて、
メスを襲うこともありませんでした。
産卵セット
ヒラタ種なのでマット式で可能です。
ただマットに産卵木などを埋めておくと産卵しやすとも聞きますので、
埋め込み式の産卵セットでも可能です。
材を使用する場合材は腐食が進んだ柔らかい芯のない材がおすすめです。
幼虫の飼育方法
菌糸飼育、マット飼育でも可能
幼虫の期間
10〜16ヶ月ほど
温度、餌等で幼虫の期間が変わります。
まとめ
- 胸板がゴツい
- 顎の形状が短歯、中歯、長歯と三形態あり、体のサイズによって左右されない
- 少しだけ低温(20〜23度)ほどで飼育するのが理想的
- スマトラ島の固有種
私の一番好きなヒラタ種で、
一年目に飼育していましたが、私の不注意で幼虫全て☆にしてしまったので、
また近いうちに飼育したい種と思っております。
では今回はこの辺で(^^)/~~~
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