今回ご紹介するのは、インドネシアのカリマンタン(ボルネオ島)に生息しているスマトラオオヒラタに似ている、ヒラタクワガタの一つカリマンタンヒラタをご紹介します。
カリマンタンヒラタの基本情報
学名・和名
カリマンタンヒラタ(Dorcus titanus nobuyukii )
別名:マレーヒラタ
特徴
マレーヒラタとして販売されていることもあるカリマンタンヒラタです。
学名の分布域は広く、カリマンタン島(ボルネオ島)・マレー半島・ニアス島に生息しているとされています。
生息している場所により多少の違いがあるため将来的に別種になる可能性もありますね。
カリマンタンヒラタは、内歯が大顎の中間より下に出るのが特徴で、スマトラオオヒラタのアチェ産に外見が似ています。
外見は似ていますが、スマトラオオヒラタよりも一回り小さいくなるのが特徴です。
産地
カリマンタン島(ボルネオ島)・マレー半島・ニアス島
飼育温度
15〜28℃
サイズ
♂:60〜95.4mm
♀:FREEと記載されることが多く不明
成熟期間
後食後2〜3ヶ月ほど
寿命
1〜3年程度
金額
ペアで¥3,000〜¥5,000程度
サイズによります。
ギネスサイズならもう少し高くなるかも?
ブリードについて
カリマンタンヒラタもメス殺しの多いため、ペアリング時には注意が必要です。
できればハンドペアリングを行った方が安全で成功の確率も高くなります。
ハンドペアリングの方法についてはこちらにありますのでぜひ上手くいかない方はお試しください。
産卵セット
カリマンタンヒラタのブリードは材埋めの産卵セットを組みます。
マット産卵セットでも産卵はしてくれるようですが、材を使用した方が産卵数が増える可能性が高くなりますよ。
コバエシャッター中にマットを5cmほど詰めて、産卵材を入れて、産卵材が8割ほど隠れるくらいまで固く詰めて、最後にふわっとマットを入れ、転倒防止の材と餌を入れると産卵セットの完成です。
詳しくはこちらで紹介しています。
もちろん材を使わずマットを固く詰めるだけのマット産卵セットでも産んでくれますよ。
幼虫の飼育方法
幼虫の飼育は他のヒラタクワガタと同じで菌糸でも、マットでもどちらでも可能です。
私のおすすめは菌糸だと月野夜きのこ園さんのEシリーズがおすすめです。
マットも月野夜きのこ園さんのきのこマットがおすすめです。
マットで飼育する方が羽化まで時間がかかりますが、不全の確率が少なくなりますよ。
幼虫の期間
6〜8ヶ月ほど
マットを使うより菌糸を使った方が早く羽化しますよ。
また、サイズが大きい方が羽化まで時間がかかる傾向にあります。
カリマンタンヒラタクワガタのまとめ
今回はカリマンタンヒラタクワガタの特徴や飼育方法についてご紹介しました。
カリマンタンヒラタはヒラタクワガタの仲間で25種のうちの一種になるスマトラオオヒラタに似ているヒラタクワガタの一種です。
基本的な飼育方法はヒラタクワガタと変わらないので、簡単に飼育することのできる種類の一つです。
ヒラタクワガタが好きな方には一度飼育してみてほしいクワガタですので、
気になった方はぜひ飼育してみてね!
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