こんばんにちは!
今回はウエストウッディオオシカクワガタの飼育方法について書いていきます。
基本情報
学名・和名
ウエストウッディオオシカクワガタ(Rhaetus westwoodi )
特徴
クワガタ界の最高峰と言われているクワガタです。
クワカブを飼育している人が必ず憧れる種類と言っても過言ではない種類です。
また、1種1亜種で構成される小さな属で亜種でカズミアエというのがいます。
光沢感があり、フタマタクワガタとも違う、シカクワガタとも違う長いオオアゴが特徴的なクワガタです。
産地
原名亜種はネパール東部・インド北東部・ブータン西部の1500mの高地に生息しています。
カズミアエはミャンマー北部に生息しており、こちらも標高1500mの高地に生息しています。
飼育温度
高地に生息しているため18〜20℃の低温飼育です。
サイズ
♂:58〜97.1mm
♀:Free
成熟期間
1年
寿命
1年〜3年程度
金額
ペア:¥120,000〜¥220,000
♂だけなら2〜3万ほど
♀が9万ほどするします。
幼虫ペア:¥78,000〜
ブリードについて
昔は最難関と言われていたみたいで40万超で販売が当たり前だったみたいですが、
現在ではある程度飼育方法が確立されてきて、手に届きそうな金額になってきています。
飼育方法が確立されつつあるので、飼育難易度も昔ほど高くはありません。
注意すべきポイントは気温と産卵させる時になってきています。
ペアリングはそこまで気にする必要性はありません。
野生化でもペアで行動していることが多い身内なのでメス殺しが起こる確率は低いと言われています。
ただ、成熟しきってない場合はメス殺しが起こる可能性は高くなりますので、
アゴはしばっておいた方がイイと思います。
ウエストウッディオオシカクワガタの産卵セット
産卵セットは転がし式になります。
22〜23度ほどで、管理すると産卵してくれます。
産卵時はダメタ(ダメな卵)を産むことが多くあります。
イイタ(良い卵)を産んでくれていれば、5割がた成功したと言えます。
材は雌の好みになるので個体差があるようですが、柔らかい材の方がおすすめです。
また、材の種類はコナラや植菌材、などなんでも産卵はしてくれます。
VN材と呼ばれるベトナム材であれば、安定的に産卵してくれると言われています。
入手がしにくのが欠点ですが・・・
産卵方法はフタマタクワガタと同じで表面に埋め込まれています。
卵で割り出す方が成功率は高いようです。
幼虫の飼育方法
幼虫の飼育は簡単なようでどの菌糸であっても成功記録があり、月野夜きのこ園のEシリーズでも羽化してきています。
幼虫の期間
♂:1〜3年
♀:1〜2年
幼虫の期間は1年1化の個体もいれば2年1化の個体もいます。
そのためオスは1〜3年かかる個体と1〜2年の個体に分かれます。
まとめ
今回はウエストウッディオオシカクワガタの飼育方法についてでした。
温度管理できる環境であれば今ではそれほど難しくない種類になっていますが、
ブリードまで3年以上かかります。
ここまでの根気さえあればブリードできる種と言えます。
では今回はこの辺で(^^)/~~~
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