こんばんにちは!
今回はクワガタ・カブトムシの幼虫の見分ける方法と本当に見分ける必要はあるのか?について書いていきます。
幼虫の飼育については↓で書いています。
クワガタの幼虫飼育方法
カブトムシの幼虫飼育方法
幼虫のオスメス見分け方について
クワガタ・カブトムシによって雄雌の見分け方が違うところがありますが、
大きく分けて3つあり、2つはクワガタ・カブトムシに共通しています。
まずは共通のところから書いていきます。
雄雌判定はある程度大きくなってからできるものになります。
最低でも2令に入ってから見分けるようにしましょう!
共通1つ目:幼虫の雄雌の見分け方:体の大きさ
一つ目は体重の重さや体の大きさになります。大きい方(重い方)がオスで小さい方(軽い方)がメスになります。
順調に成長してるヘラクレスやオオクワガタなどの中〜大型種であれば肉眼でもおおよその検討をつけることができます。
超小型種や小型種であれば大型のメスと小型のオスで見分けにくいこともあります。
共通2つ目:幼虫の雄雌の見分け方:頭のサイズ
2つ目は幼虫の頭のサイズです。
頭の部分というのはオレンジ色の部分でオスの方が大きくなり、メスの方が小さくなります。
こちらは小型類であっても判別できる方法ですが、ミリ単位での違いになるため難易度は高くなります。
3つ目クワガタの雄雌の見分け方:雌斑の有無
クワガタの雌雄の判別方法で、幼虫のお尻側に乳白色?クリーム色?っぽい模様が見える個体がいます。その模様があればメスで間違いないと判断できます。
ただ、食べたエサや個体差によって確認しにくい個体もいます。
そのため「雌斑がないからオス!」と断定はできないので注意してください。
3つ目カブトムシの雄雌の見分け方:V(ー)マーク
カブトムシの雄雌の判別方法で、クワガタとは反対
お尻から数えて2節目のところの裏側中央にV(ー)マークがあります。
ーマークは外国産のカブトムシにあるマークなのですが、見分けるにはよく目を凝らす必要性があります。
このVマーク(ー)があれば確実にオスと断言する事ができます。
なぜ?幼虫のうちに雄雌を見分ける必要があるの?
まず性別を見分けずにすればいいんじゃないと思う人もいると思いますが、基本的には見分ける必要はあります。オスメスを見分ける理由については大きく3つあります。
1つ目は飼育(管理)スペースの問題
2つ目はエサの問題
3つ目はサイズの問題
この3つが雄雌見分けることの必要性です。
幼虫のオスメス見分ける必要性1つ目:スペースの問題
まず一つ目はスペースの問題です。
前提としてオスの飼育する容器の方がメスに比べて大きくなる傾向にあります。
そのため雄雌見分けがつかない場合には全てオスに合わせて大きい容器で飼育する必要が出てきます。
飼育数が少なければ問題ないかもしれませんが、
一つの産卵セットから20頭以上の幼虫が取れることはザラにあるため、
幼虫を飼育するのには膨大なスペースが必要になります。
その飼育スペースを少しでも確保するために雄雌の判別が必要な1つ目の理由です。
幼虫のオスメス見分ける必要性2つ目:エサの問題
2つ目はエサの問題です。
カブトムシであれば発酵マット、クワガタであれば菌糸(発酵マット)が幼虫の餌になるのですが、
このマットや菌糸を長期間使うことで劣化してしまいます。
一般的に菌糸であれば3ヶ月、マットであれば水分量にもよりますが3〜4ヶ月ほどで劣化してしまいます。(菌糸やマットも生き物なため環境により左右されます。)
劣化してしまうと、栄養が足りなくなり幼虫が最悪の場合亡くなってしまうため3ヶ月ほどで食べ切れるぐらいのボトルやケースで管理する必要性が出てきます。
これ雄雌見分ける必要があるのかと疑問に思うかもしれませんが、
オスとメスでは食べる速度が違います。オスの方が大食感で多くの餌が必要になるので必然的に
管理ケースが大きくなります。
これがオスメスを見分ける2つ目の必要性です。
幼虫のオスメス見分ける必要性3つ目:サイズの問題
3つ目はサイズの問題です。
このサイズは成虫のサイズに関することで、メスと比べてツノやアゴの分オスの方が大きくなるため、蛹になる前に作る蛹室がオスは大きく作る必要があります。
その分大きなケースでオスの幼虫は飼育する必要があります。
ケースの大きさが足りず小さな蛹室で蛹化してしまった場合は蛹化不全や羽化不全最悪の場合には亡くなってしまいます。そのためオスは大きいケースで飼育する必要が出てきます。
これが3つ目オスメスを見分ける3つ目の理由になります。
まとめ
クワガタ・カブトムシの幼虫の見分け方と見分ける理由についてでした。
見分けるためには慣れが必要になるので常に見ることを心がけておきましょう!
見分ける理由については、極論をいうとすごい広い空間があり、金銭的に余裕があるのであれば大きいケースで管理できればオスメスを見分ける必要がありません。
ただ、一回の産卵セットで20頭以上多いときには100頭ぐらい幼虫をとることができるので、誰かに譲渡や売ったりする場合があると思うので見分けることに越したことはないかなと思います。
では今回はこの辺で(^^)/~~~
コメント